人気ブログランキング |

表参道ヒルズ・同潤館のギャラリーからの「展覧会情報」,「貸し画廊予約状況」です。下記のカテゴリをクリックしてください。
by gallerydojunkai
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
カテゴリ
HOME / schedule展覧会予定
展覧会 履歴 / archive
雑誌・TVの掲載・取材
予約状況 / availability
貸ギャラリー規約・料金/terms
写真(室内・外観) / photo
[初めての方へ]個展開催手引
スタッフブログ / blog
スタッフ用
メルマガ登録&twitter,FB
連絡先・地図 / contact,map
その他のジャンル
ブログパーツ
以前の記事
2020年 08月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 10月
2017年 05月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 03月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 07月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 06月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 02月
2002年 06月
2001年 10月
2001年 02月
2008年 07月 06日 ( 1 )
レポート「エミリー・ウングワレー展・鑑賞ワークショップ ~ことばで楽しむ」(国立新美術館)
展覧会のHPはこちら
 http://www.emily2008.jp/display.html
ワークショップについてのHPはこちら
 http://www.nact.jp/exhibition_special/2008/Utopia/index.html

この絵が今回の展示のPR用メイン作品「大地の創造」の一部。(この話の途中に出ます。)
レポート「エミリー・ウングワレー展・鑑賞ワークショップ ~ことばで楽しむ」(国立新美術館)_e0091712_863487.jpg

このワークショップは、目の見える人の「言葉」=描写力によって、
目の見えない人に鑑賞してもらうというもの。

以前、受けた催しで、こういったものがあることは知っており
それで実際はどんなことが行われるのかと思い、申し込んだ。

15分程度の説明の後、一時間、目の見えない方(Aさん)1名と
ファシリテーター役の方1名、そして、参加者3名の5名でまわる。

以前、聞いたことのある話を思い出す。
「生まれつき目が見えないのかどうかを聞くためにいい言葉で、
『色の記憶はありますか?』がある。」

「赤」と言われて、赤をイメージできるかどうかを知るためで、
この催しには、特に重要度の高い情報。
しかし、いざこの場面になってみると、目の不自由な方には
その婉曲表現でも、聞きにくい。
(実際、誰も聞いているひとはいないようだ。)

会場を、一群で回る。

まず、入って正面の、タイトルボードにある、エミリーの横顔から
参加者間のやりとりがスタートする。
いいアイデアだと思った。
誰の目にも、特徴のある横顔。「しわ」、「存在感のある下唇」を
参加者が説明して、それに「鼻に開いた『鼻輪』用の穴」を
説明する。


取り上げる作品の一つ目は、「原点」の部屋にある、
①「エミューのドリーミング」
(布(バティック)に全体が「黄・白・茶色」で絵。黄色が強い。
「トカゲ」、「蛇」、「葉(の葉脈)」などが描かれているもの、
その大きなモチーフの間に、ドットdotsが埋め尽くされている。
236cm×118cm)

これについては、次のような参加者の描写の違い
・トカゲなどが、空中を舞い飛んでいるような←私
・獲物を捕ってきた後に、それらを土の上に並べた光景。
  ベースの茶が土を表し、葉も葉脈だけ残して枯れた葉、
  トカゲも、仰向けで死んでいるのではないか。

②「?」(今となっては、特定できず、)
「点描」の最初の部屋で、向かいにあった、白い5cm幅の線が、
ざっくりとした網目状に描かれているもの。

これについても、いろいろ表現することばが出たが、
・「アリの巣」の断面のような
というのが、上手な表現だった。

そして、この時に、Aさんがいった言葉
「あ、今追いつきました。」
みんなほっとしたような、ちょっと嬉しい瞬間だったが、
自分は、それと共に少し、すまない気持ちにもなる。

このワークショップの予備知識の中で、「全体の描写から細部へ」というのがあり、
まずは、大きさや、素材や、枠組みとなる情報を先に、そこから
細かい何が、どんなふうに描かれているかを説明するというのがある。
おそらく、言ったことを、徐々に組み合わせて、蓄積して、想像力と
組み合わせて理解し、感じていくのであろう。責任の重さを感じる。

③PR用メイン作品「大地の創造」。
これの説明は、特に意見が分かれ、三者三様で、
・海の中
・平原と花
・空想上のジャングルと川
など、
聞いてる方は混乱するのではないかと?
特徴のある「ドット(特に緑色の箇所を指差して)」を「うみぶどう」
と表現してた方がいてお見事でした。

この作品の前では、タイトルは見ずに、作品と
向き合ってそれを言葉に、というスタンスなのだが、
この作品の時には、「なんと、タイトルの貧弱さ」と一同。
学芸の人によれば、ウングワレーの作品のタイトルは、
ギャラリーやら、その関係者が決めたものだとか聞いて、
一同納得したような気になる。
その際、盛り上がりすぎて、監視員に注意を受けた。

全体の感想だが、
・同じものを見ても、人それぞれ、いかに感じ方・捉え方が違うか
というのを改めて思った。
・また、今回の一緒に回った目の見えない方は、何度か
こういう経験があり、明るい方で、この方に盛り上げて
もらっているような側面も感じられた。
by gallerydojunkai | 2008-07-06 07:29