森美術館「
チャロー!インディア」ジャスティン・ポンマニの写真
をgoogle MAPで読み解く ②
現在、六本木ヒルズ・森美術館で開催中の、
「チャロー!インディア:インド美術の新時代」を見に行った話の続き。
ジャスティン・ポンマニ(
Justin Ponmany)の2作品のうちの
一つ目が、労働者風の男の頭部が、皮を剥がされて、
それを平らに伸ばしたような作品。
カタログでは、
(略)労働者風の男がモデルだが、クローズアップの頭部写真は、
まるで剥いだ動物の皮か、世界地図のように横長に展開する。
彼は、これら一連の作品を「拡張されたポートレート」と呼び、
一つのフレームに人物と彼を取り巻く世界を収めようとした。
全方向から、撮影されたイメージは、外見や情報に操作される
個人や、他人を監視する社会を告発するようであり、地図と
同一視された頭部は、自己のアイデンティティを境界線は
どこにあるのかを問いかけるようでもある。
とある。
こちらがその写真(カタログより)

作品名は、
《シャンカル寺近く、アチャーナック町 ゼラ・チャウル12号室》
《Room No.12, Zehra Chawl, Achanak Nagar, Near Shankar Mandir》
で、2007年の作品だ。
これも、グーグルマップを使って調べた。
やっと見つかったのが、「"Shankar+Mandir" Mumbai」で検索した
このロケーション。
http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&lr=&ie=UTF-8&q="Shankar+Mandir"+Mumbai&fb=1&split=1&gl=jp&cid=1274094396120377721&li=lmd&z=14&t=m
今回は、それだけではだめで、
この状態で、視点を(自分のアタマを)150度右回りに回転させる。

今度は、おでこに沿ってM字を描き生える髪の毛のモシャモシャと
地表の林のモシャモシャ具合が、似てる。かも(笑)。
ドラッグして地図を動かしながら、ちょうどいいフレーミングを決めるのが
楽しい。