森美術館「
チャロー!インディア」ジャスティン・ポンマニの写真
をgoogle MAPで読み解く ①
現在、六本木ヒルズ・森美術館で開催中の、
「チャロー!インディア:インド美術の新時代」を見に行った。
ジャスティン・ポンマニ(
Justin Ponmany)の2作品は、
1つは、労働者風の男の頭部が、皮を剥がされて、
それを平らに伸ばしたような作品。
もう一つが、茶色の皮で作られた楕円形の中に、
白い線が描かれている。クリケットのボールだそうだ。
こちらがその写真(カタログより)

作品名は、
《c,h,sアシムサ通り ランジャナ3番地》
《
3 Ranjana c.h.s Ahimsa Marg》
で、2006年の作品だ。
カタログには、
ダイナミックに変化しつづけるムンバイという大都市とそこに
生きる人々が、彼に作品のインスピレーションを与えている。
(略)彼はこれら一連の作品を「拡張されたポートレート」と呼び、
一つのフレームに人物と彼を取り巻く世界を収めようとした。(略)
それで、なんとなく納得もしたが、タイトルになっている
住所が気になった。たぶん写真の被写体の人なり、モノと
その場所で見つけたのだろう。どんなところなのだろうか。
実は、歴史的な出来事のあった場所で、インド人だと、
知らない人はいないのではないか、だから作品として
成立しているのかも、とも考えた。
「宮城県釜石市」といえば、ラグビーを思い出すように。
そこで、グーグルマップを使って調べた。
最初は、タイトルどおりに入れてみたが、
該当の箇所がないといわれる。その後、語数を減らしつつ、
減らしすぎても、特定ができないため、やっと
見つかったのが、「Ahimsa Marg」で検索したこのシーン。
http://maps.google.co.jp/maps?f=q&source=s_q&hl=ja&geocode=&q=Ahimsa+Marg&jsv=143c&sll=19.148102,72.946322&sspn=0.002443,0.003369&gl=jp&ie=UTF8&latlng=19073375,72832473,13394086640026232099&ei=INCFSamDEaPWugPwuZj7Ag&sig2=RWpUNisOyjuVauSpxhybqg&cd=1
なんと、
地上の楕円形の道路が、写真の左半分と似ているのだ。
カタログには、全部で、4作品が残っているので、
近いうちに、男性の顔「シャンカル寺近く~」を調べてます。