昨年から始まった、青参道アートフェア。

表参道ヒルズの反対側の「楽器のカワイ」とMax&co.(マックスアンドコー)
の間の路地を、青山通りと表参道を結ぶ道ところから「青参道」と
呼び、アートを通してこの界隈にさらなる賑わいを!というもの。
上の写真の突き当たり、青い垂れ幕のかかっているのが、
このイベントのメイン会場「hpgrp GALLERY東京」
アッシュ・ペー・フランスというファッション、アクセサリーの
ブランドを数多く持つショップがもつギャラリーだ。
この日も、普段は商品を置いているスペースにも、
面白い作品が置かれていた。
このトークイベントの二回目が、アート業界でフリーで
広報業務をされている平晶子さん。
これまで、アーティストの専属や、リスボン建築ビエンナーレ等の
プロジェクト~現在の横浜トリエンナーレまでの経験された
エピソードを通して、耳寄りなお話がきけた。
そこで、そのいくつかをご紹介。
プロジェクトごとに、お声がかかる「フリーの広報」というのが
珍しいため、それが面白がられて、最初のツカミのきっかけ
としては、いい方に働いている、であるとか、
また、テレビに取り上げてもらうというのは、アート全般難しい
ものだが、それが現代アートではなおさら難しい。
横浜トリエンナーレでは、NHKに対して、外国人作家が
集まるという点を利用して、英語でしゃべらナイトでの
外国人へのインタビュー対象として取り上げてもらうように
提案し、採用された。
※その後、テレビ側との相談の上、オープニングパーティで、
MCがボーイ役で、作家に接するというコーナーになった。
また、横トリは、3年ごとに開催であるため、流動性の高い
マスコミ業界では各雑誌の担当者が異動してしまい、
過去の資料が使えないという苦労がある。
(確かに、雑誌社にプレスリリースを送付した場合など、
同じ社内にいても、部署と担当者氏名が一致しないと、
「該当の者はおりません」という紙が貼られて送り返される。)
その他、基本的なところでは、
・「郵送」+「電話」。媒体は、2000件あるといわれて
いるため、送付先の選択に加えて、電話の際には、その雑誌等での
希望の掲載場所を把握した上でプッシュする。
など

実は、直線距離では近くにありながら、このhpgrp
galleryもなかなかいく機会がない。
普段近くまで来ている「何万人もの表参道歩行者」を
ちょっと取り込めるだけでもこのイベントは成功なのだろう。