カテゴリ
HOME/展覧会予定展覧会 履歴 / archive 雑誌・TVの掲載・取材 お問合せ・予約状況 貸ギャラリー規約・料金/terms 写真(室内・外観) / photo [初めての方へ]個展開催手引 スタッフブログ【更新停止中】 スタッフ用【更新停止中】 メルマガ&SNS 登録 地図 / map その他のジャンル
ブログパーツ
以前の記事
2024年 02月2023年 01月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 10月 2017年 05月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 03月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 07月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 06月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 02月 2002年 06月 2001年 10月 2001年 02月 |
展覧会のHPはこちら
http://www.emily2008.jp/display.html ワークショップについてのHPはこちら http://www.nact.jp/exhibition_special/2008/Utopia/index.html この絵が今回の展示のPR用メイン作品「大地の創造」の一部。(この話の途中に出ます。) このワークショップは、目の見える人の「言葉」=描写力によって、 目の見えない人に鑑賞してもらうというもの。 以前、受けた催しで、こういったものがあることは知っており それで実際はどんなことが行われるのかと思い、申し込んだ。 15分程度の説明の後、一時間、目の見えない方(Aさん)1名と ファシリテーター役の方1名、そして、参加者3名の5名でまわる。 以前、聞いたことのある話を思い出す。 「生まれつき目が見えないのかどうかを聞くためにいい言葉で、 『色の記憶はありますか?』がある。」 「赤」と言われて、赤をイメージできるかどうかを知るためで、 この催しには、特に重要度の高い情報。 しかし、いざこの場面になってみると、目の不自由な方には その婉曲表現でも、聞きにくい。 (実際、誰も聞いているひとはいないようだ。) 会場を、一群で回る。 まず、入って正面の、タイトルボードにある、エミリーの横顔から 参加者間のやりとりがスタートする。 いいアイデアだと思った。 誰の目にも、特徴のある横顔。「しわ」、「存在感のある下唇」を 参加者が説明して、それに「鼻に開いた『鼻輪』用の穴」を 説明する。 取り上げる作品の一つ目は、「原点」の部屋にある、 ①「エミューのドリーミング」 (布(バティック)に全体が「黄・白・茶色」で絵。黄色が強い。 「トカゲ」、「蛇」、「葉(の葉脈)」などが描かれているもの、 その大きなモチーフの間に、ドットdotsが埋め尽くされている。 236cm×118cm) これについては、次のような参加者の描写の違い ・トカゲなどが、空中を舞い飛んでいるような←私 ・獲物を捕ってきた後に、それらを土の上に並べた光景。 ベースの茶が土を表し、葉も葉脈だけ残して枯れた葉、 トカゲも、仰向けで死んでいるのではないか。 ②「?」(今となっては、特定できず、) 「点描」の最初の部屋で、向かいにあった、白い5cm幅の線が、 ざっくりとした網目状に描かれているもの。 これについても、いろいろ表現することばが出たが、 ・「アリの巣」の断面のような というのが、上手な表現だった。 そして、この時に、Aさんがいった言葉 「あ、今追いつきました。」 みんなほっとしたような、ちょっと嬉しい瞬間だったが、 自分は、それと共に少し、すまない気持ちにもなる。 このワークショップの予備知識の中で、「全体の描写から細部へ」というのがあり、 まずは、大きさや、素材や、枠組みとなる情報を先に、そこから 細かい何が、どんなふうに描かれているかを説明するというのがある。 おそらく、言ったことを、徐々に組み合わせて、蓄積して、想像力と 組み合わせて理解し、感じていくのであろう。責任の重さを感じる。 ③PR用メイン作品「大地の創造」。 これの説明は、特に意見が分かれ、三者三様で、 ・海の中 ・平原と花 ・空想上のジャングルと川 など、 聞いてる方は混乱するのではないかと? 特徴のある「ドット(特に緑色の箇所を指差して)」を「うみぶどう」 と表現してた方がいてお見事でした。 この作品の前では、タイトルは見ずに、作品と 向き合ってそれを言葉に、というスタンスなのだが、 この作品の時には、「なんと、タイトルの貧弱さ」と一同。 学芸の人によれば、ウングワレーの作品のタイトルは、 ギャラリーやら、その関係者が決めたものだとか聞いて、 一同納得したような気になる。 その際、盛り上がりすぎて、監視員に注意を受けた。 全体の感想だが、 ・同じものを見ても、人それぞれ、いかに感じ方・捉え方が違うか というのを改めて思った。 ・また、今回の一緒に回った目の見えない方は、何度か こういう経験があり、明るい方で、この方に盛り上げて もらっているような側面も感じられた。
by gallerydojunkai
| 2008-07-06 07:29
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||