※追記(11/24)-----------------------
先日実施された、バスツアーが好評につき、11/25(土)実施されるとのことです。
詳細は、TAPのHPをご参照ください。
http://www.toride-ap.gr.jp/
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TAP(取手アートプロジェクト)にバスツアー(運営スタッフの熊倉純子
さん(東京芸術大学助教授)の解説が聞ける)に合わせ行った。
TAPは、99年から続いているもので、市民/行政/東京芸大 の3者で、
行われているプロジェクトで、全国的な「公募展」と「オープンスタジオ」
といって取手在住作家の活動の紹介を交互に行っているが、
毎回新しいコンセプトの元行われている。
美術や、演劇、音楽など他分野にわたる現代アートを扱い、また地域に
住むアーティストを貴重な人的財産とし、市民中心の運営かつ大学という
教育機関も絡んだ地域づくりを目標にしているところに特徴がある。
本年度の応募課題「街・音・かたち」とし、現代美術、演劇やパフォーマンスなどの
作品・アイデア(アイデアだけの応募も可能。)を募集し、それをゲスト・プロデューサー
の3氏、野村誠(作曲家)・藤本由紀夫(サウンド・アーティスト)・ヤノベケンジ(現代美術家)
とプロジェクト側でセレクトした作品を展示するというもの。
その中で気に入ったのが、
― 三好隆子『Cry Stones / White Surround』
http://www.toride-ap.gr.jp/fujimoto/index.html
関西で、2回個展をされ、関東はこのTAPが初。
なのに、サテライトギャラリー、本陣という江戸時代の宿(の復元建物)、
ACD(野村組)と様々な場所で展示、パフォーマンスをされて、
ミニ回顧展の風情。
自分が見たものは、
① Cry Stones
玄関先に、3つの置き石があり、それを踏むと、、、。
② White Surround
白い大きいスポンジで作った正四面体の真ん中に切り込みが。
そこにもぐる。おむすびに食べられるような感じ。
中は、胎内のように落ち着くといっている人もいたが、自分は、転がりたい
衝動に駆られた。
③ Tunneling
大きな黒いスポンジ製の筒。筒の穴は、人が這って通れるサイズ。
ファイルを拝見したところ、違ったタイプだけれども、一貫して観る人を
楽しませてくれるタイプで、しかもそれが狙い通りうまくいっている。
― 足立喜一朗『ジャイアント・モーラー』
http://syuumatsu.exblog.jp/4680848/
―「終末処理場」での展示というアイデア(ヤノベケンジプロデュース)
http://www.toride-ap.gr.jp/yanobe/index.html
「終末」というあまりに出来過ぎのネーミングのため、
今回用に付けた名称かと持ったが、正式名称である。
メインの展示スペースは、排水を浄化するための縦15m・深さ5mくらいの
プールが、1ダース並んだような作りになっており、上から見ると、
昆虫標本のように、それぞれの仕切り部屋の中に、作品が展示されている。
ちなみに、TAPのHPは
こちら。
会期中の金土日・祝のみの開催