わたしのベスト3
写真: 今回のシンボル「海辺の16,150の光彩」Daniel Buren(ダニエル・ビュラン)

)
まず、第三位。
3. 『天使探知器』, Jacob Gautel & Jason Karaindros (iのアタマは点2つ)
(ジャコブ・ゴーテル&ジャゾン・カラインドロス)
このタイトルは、原作のタイトルどおりです。
というのも、タイトル=コンセプトであるため、タイトルに作品の良さが凝縮されています。
小さい部屋の壁にそって、ベンチが3つ。それに囲まれるように、部屋の真ん中には
大きなフラスコの中に包まれたランプが一つ。
解説を読むと、室内に真の静けさが訪れたときに、ランプが光ると。
そして知らなかったのですが、「天使が横切った」というフランスの慣用句があるそうです。
きまづい沈黙が流れたときに、そういって、一瞬場が和むというもの。
小粋なコンセプト、観客を巻き込むことで作品が完成するというところから一歩進み、
同じ空間を共有して一緒に見る人に一体感を与えてくれて、いい作品見たなーと
いう満足感を得られます。
でも、点灯するときが、あるのでしょうか?
2. 「エベレストの先端を持って来ました」 , 調査中(中国人アーティスト)
ガラスの3m四方くらいのケースの中に、山のてっぺんらしきモノ。
ケースの周囲には、ザイルや登山靴が4セット、無造作に置かれている。
うまいなぁ、アイデアは。でも、ちょっと作りが雑?
1. 「ヴィラ会芳亭」, Nishino Tatsuro (西野達郎)
・写真右下。元々、中華街の中の公園に、中華風の東屋と行った趣の「会芳亭」
が立っている。これを、そのまま活かし、その周囲に仮設の建物を立てて、
ベッドの上に、「会芳亭」の屋根が丁度くるような、ホテルのように機能する
1室のダブルルームを作っている。
そして、宿泊体験も実際できるそうである。
・この方、世界中で、この種の作品をつくり、「石像がリビングに」や、
「教会のてっぺんの鉄でできた天使のオブジェが、テーブルの上に突き立つ
リビングルーム」などを作っている。
・写真一番下(手書きイラスト)。次には、こういうアイデアいかがでしょうか?