「文化庁メディア芸術祭」が土曜日から、スタートしている。
※東京都写真美術館、2月24日(土)→3月4日(日) 入場無料
開催概要詳細は、リンク先参照。
メディアアートだけでなく、アニメや、マンガなどを「メディア芸術」として広くとらえ、
日本のコンテンツビジネスをさらに盛んにしようという、政府主催のプロジェクトです。
そして、その受賞を発表するのが、このフェスティバル。
今年は、初日、安部首相も見に行ったそうです。
毎年楽しみにしていて、とっつき易いので、いろんな人にお勧めしやすい展覧会。
その中で、いちばん気に入ったものは、
推薦作品(大賞・優秀賞には選ばれなかったが、審査委員会が選んだ作品群)の中の[Save YourSelf !!!](Hide Andrew 代表 安藤 英由樹© 安藤英由樹 / 吉田知史 / 前田太郎 / 渡邊淳司)です。
※写真は、上から2段目、右から2段目。
これは、人間の平衡感覚を利用した作品。手にもった水の入ったボウルに
「自分の分身」が浮かび、その「分身」が揺れた感覚を、「自分」にフィードバック
されるものです。
原理は、「分身」に取り付けられたセンサーの感じ取った「揺れ情報」が、人間の耳の裏にあたるところに貼られた電極をとおして、平衡感覚を感じ取る三半規管に届けられ、
「自分」はフラフラするというもの。このフラフラが、演技か?と思ってしまうくらい
フラフラしていて、中には「気持ち悪い、もうだめだ・・・」と動きをやめる体験者も。
体験したいという人々が、15人くらい行列を作っていた。
見たまんま、でわかりやすい。生物の教材的で、博物館などにあっても自然。
大賞作品(
[Imaginary・Numbers 2006](作者:木本 圭子))が、
「複雑な自然現象などを数式によって表現する際の非線形的構造を、コンピュータのプログラミングによって高精細に映像化した作品。」であり、なんとなくすごい
のだが、みんなが素通りしていくのと対照的でした。(続く)
※木曜金曜は、20:00まで開場しています。